
50代になると、心や体、家族との関係など、いろんな変化がじわじわと訪れます。
自分の時間をどうつくるかは、これからの人生を楽しむための大きなテーマ。
この記事では、親の介護・シニア犬の世話・家事の分担など、私のリアルな50代の日常を綴ります。
50代、じわじわと始まる心と体の変化
私たち50代は、たぶん現役ど真ん中から、少しずつ「下り坂」に差しかかっている時期。
50歳になるギリギリのラインから、じわじわといろんなことが変わり始めます。
気が付かないうちに老眼が進んだり、記憶力が以前より劣ってきたり、体が思うようにならなかったり…。
最初のうちは「どうにかすれば元に戻る」と思っていました。薬を飲んだり、サプリを試したりしながら。
「元には戻らない」と気づいたときの心境
でも、この葛藤の時期を過ぎると気づくんですよね。
もう、今までのような“パーフェクトな状態”には戻らないって。
そして、少しずつ「今の自分」を受け入れていく――。今、まさに私はその時期にいます。
少し年下の女性が、少し前の私のように悩んでいるのを聞いて、つい「そのうち受け入れられるようになるよ」ってアドバイスをしてしまいました。
子育てもひと段落して、やっと時間もお金も少しずつ自由になってきたかな…?と思った矢先。

親の介護とシニア犬の世話、そして私の暮らし
親の介護が始まり、さらにハイシニアの愛犬の介護まで!(笑)
うまい具合に時間がきっちり割り振られている現状です。
幸い、私は姉妹なので親の介護は分担制。
細々とした事の担当は妹(これは本人の性格的に自然とそうなる)で、良かれと思って色々動いた結果、手に負えなくなると私に丸投げ(笑)。
そんな感じで今は進んでいます。
シニア犬の介護も、想像以上に私の生活に制限がかかっています。
手をかければかけるほど、人間とほとんど変わらないんです。
でも、世間がそれを「介護」と見てくれるかどうかは別問題。
「たかが犬でしょ」という職場の心の声が聞こえてきそうなとき、正直、つらいです。
50代になると、ほんとうに次々といろんなことが降りかかってきますよね。
でもだからこそ、ここでしっかり「自分の時間」も大切にしないといけない。
介護で共倒れしたら元も子もないんです。

家族に家事を分担してもらうという選択
私は最近、家事を子どもや夫に振り分け始めました。
今まで家事をほとんどしなかった夫と子どもたち。
私が仕事で夫が休みの日は、家事・シニア犬の世話・夕飯づくり・買い物を担当してもらうようにしました。
最初は渋々でしたが、今は「楽しくはないけど、仕方ない」と受け入れてくれています(笑)。
子どもたちも食事の準備や犬の世話など、少しずつサポートしてくれています。
私ははっきり伝えます。
「おかーさんは、もう今までのようにはできません。各自でできることはやってください」って。
ひとりで我慢していると、どうしてもイヤな空気が出てしまう。
だったら、できないとちゃんと伝えて、自分の心を軽くして笑顔でいるほうが、みんなにとっていいですよね。

これからは、周りと調整しながら“自分時間”を生きていく
もう無理しなくていい。
自分も外に出て気分転換したいときは、素直に伝える。
それがこれからの生き方だと思います。
これからは、周りと調整しながらも、自分の時間軸で過ごしていく。
50代のみなさん、自分を大切にしていますか?
ここまで本当によく頑張ってきましたよね。
もう、そろそろ軽くなってもいいんじゃない?