
自分の大事なもの。
大事なものって、人によって全然ちがう。
同じ人でも、歳を重ねていくうちに
「大事だと思っていたもの」が、少しずつ変わっていくこともある。
たぶん、それはとても普通のことなんだと思う。
少し前に、どこかの記事で
「若い人の傲慢」というフレーズを見かけた。
今、50歳になって、
その言葉の意味が少しだけ分かるような気がしている。
「傲慢」というと、あまり良い印象の言葉じゃないけれど、
私なりに解釈すると、
若いからこそ前に進んでいける勇気やパワーがあふれていて、
それを“持っていて当たり前”だと思える状態のことなのかもしれない。
そして、そのスピードについていけない人や、
持っていない人は、
気づかないうちに弾かれてしまう。
そんなイメージが浮かんだ。
老いていく犬と散歩をしていると、
若い犬に吠えられることがある。
以前なら、吠え返したり、反応していたのに、
今は聞こえているはずなのに、
まったく見向きもしない。
どんな心境なんだろう、と思う。
我が家のワンコは、
今は誰かの助けを借りなければ生活できない状態だ。
でも、そんなことは気にもせず、
ただ「今」を生きている。
焦らず、比べず、
できないことを嘆くでもなく。
今の私にとって、
一番身近な、大先輩かもしれない。